小学生の勉強法

小学生はいつから塾に通う?塾に通わず賢くなる勉強法

 

小学生がいつから塾に通うべきなのでしょうか?特に中学受験を検討するならいつからが正解?または中学受験しなくても、中学校に備えていつから塾に通うべき?そんな悩みをお抱えの方も多いでしょう。

 中学受験するなら小4でないと間に合わないという意見もありますが、個人的には小6から通うのでも問題ないと思っています。

 むしろ塾に通う前に、まずは学習するために土壌を自宅学習で作っておくことが大切だと思います。

 それではその方法を具体的にお話していきましょう。

小学生はいつから塾に通う?

中学受験する場合

一般的には、小学4年生から塾に通うことが多いです。

小学4年生で勉強の「いろは」を学び、小学5年生から本格的に受験勉強という流れがスタンダードでしょう。特に塾に早めに行くと、時間内に問題を解く習慣が身についたり、家で学習しない場合に勉強する習慣を身につけることができます。こうしたことにメリットを感じる人が多いのかもしれません。

中学受験しないなら?

中学受験しないが、高校受験に向けて準備したいという方もいらっしゃるでしょう。この場合、中学2年生から入塾するケースが多いです。

また、学習習慣をつけるために、早めにお気に入りの塾を見つけて、無理のない範囲で通うというプランも考えられます。中学生になってどうやって勉強したらいいのか分からなくて困るということがあるからです。

いずれにせよ、その子の学習意欲や予算次第で、小学生から通うべきか、受験期ギリギリまで様子をみるか、判断することになります。

塾に通うメリット・デメリット

通塾のメリット

学習習慣を身につけやすい

毎週定期的に勉強する機会が得られるので、学習習慣に身につけられます。また、自習室も利用できるのなら、より都合がいいでしょう。自宅だと集中できないという場合でも塾にいけば勉強できる環境が手に入ります。

受験の最新情報が手に入る

大手進学塾になると、入試に関するさまざまなデータを持っています。学校の最新情報や模試を定期的に受けることで受験生全体のレベルも推し量ることができます。

他の子供たちと競争できる

集団授業に参加していると、競争心が芽生えて、勉強する意欲が増す場合があります。他の生徒と切磋琢磨して、思っている以上に能力が伸びるということもあるでしょう。

このようにメリットもありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。

通塾のデメリット

授業を聞いたからといって勉強できるわけではない

塾の授業を聞いたからといって、勉強ができるようになるわけではありません。やはり授業後の復習でわからないところを解決することが何よりも大切です。しかし、塾は基本的に授業をおこないますから、わからない問題の解決はあくまでオプション。塾講師の親切心に頼るしかありません。講師の数にも限界がありますから、各個人をまんべんなくフォローしてもらうことは難しいでしょう。

自分のペースでカリキュラムを進めることができない

塾では授業カリキュラムが決まっています。基本的にカリキュラム通りでしか授業をおこないません。もしその子がわからない単元があったとしても、来週もう一度同じ単元を解説してほしいと頼むことは非常に難しいでしょう。

他の子は分かっているのに特定の生徒のためだけに進度を遅くするわけにもいきません。これを繰り返した結果、結局授業を聞いてもわからない単元を放っておいてしまう可能性もあります。また、夏休みは冬休みに復習講座を受けることも可能ですが、その講座すべてがその子のわからない単元とは限りません。

結局、集団授業の進学塾に通うと、その子が本当にわからない問題を解決できない恐れがあるのです。

動画学習という新たな選択肢

動画学習とは、四谷大塚やスタディサプリで配信されているオンライン授業動画です。これらは塾で習う単元を自宅ですべて習うことができます。他の子に合わせることなく、自分のペースで学べます。

動画学習のメリット

いつでも見たいときに見られる

塾の授業時間に合わせる必要がありません。早朝に勉強することもできるし、わからなければもう一度同じ授業をみることができます。子供の状態に合わせて勉強するタイミングを変えられることが最大のメリットです。

見たい単元だけ見ればいい

すべての単元を学ぶ必要はありません。本人が解決したい単元だけを見ればいいのです。その際、やりたい!と思える単元から優先してやっていくことをオススメします。その方が主体的に動画をみることができるのです。

しかし、動画学習さえやれば大丈夫というわけではありません。動画学習のデメリットも知る必要があります。

動画学習のデメリット

いつの間にか、遊んでしまう…。

いつのまにか遊びに使ってしまうなどが原因で、動画学習を一度は試してみたものの結局やめてしまった…という家庭は少なくなりません。

スマホやタブレットはいまや勉強道具として使われるようになりつつありますが、しかし遊びにも使うことができます。

ですから、まずはこれらのデジタル機器をどのように使えばいいのかを子供に教える必要があります。

自分たちで管理しなければならない

家で動画を不用意に動画を見てしまうなど、共働きともなれば、子供の学習環境を管理することは難しくなるでしょう。この点をどのように解決するかがポイントです。

つまり、子供が自分から学べるように、少し手間ですが、設定してあげる必要があります。

【まとめ】動画学習をうまく使いこなせば塾に通う必要がない!

いかがでしたでしょうか。

動画学習を上手に使いこなせば、塾よりも格安で時間をかけることなく勉強することができます。ですが、一方で、デジタル機器の使い方を知らなければうまくいきません。また、家族で管理するのにも限界があるかもしれません。

オンラインのメリットを最大限に生かしながら、格安で家族の負担を減らす勉強、一体どんなふうにやっていけばいいのか?

手前味噌ですが、ウシが執筆した書籍『子供がぐんぐん伸びる「オンライン学習」活用術』でそのやり方をご紹介しています。お手にとっていただけると幸いです。

この度、サイト運営者が「オンライン学習本」を刊行しました!
本書では、親子で一緒に楽しみながら、実際にオンライン学習をやるうちに、結果的にストレスフリーで受験勉強する。
そんな新時代の勉強法をお伝えしています。

主に中学受験を考えている方々に向けて書いていますが、高校受験や大学受験を受ける上でも是非とも知っておくべきオンライン学習のやり方が書かれています。
最新の大学受験の動向まで見通しをたてながら、いまの子供たちに一体どんな子育てが必要なのか。こうした全体の子育てのヴィジョンも含めて書いているので、子育てに関わる全ての人に読んでいただきたいと思っています。
是非ともご一読くださいませ。