小学生の勉強法

読書感想文どう書く?小学校低学年にオススメの書き方を伝授!

読書感想文を書くとなると、面倒だとか、やりたくないという子がたくさんいます。ですが、読書感想文はそんなに難しいことなのでしょうか?

小学校低学年の子でも書きたくなるような読書感想文の書き方についてお話します!

このやり方を参考にして、実際にやってみてください。

その1「読書感想文は絵を描く」

文章を書けない!そんなときは絵を描く

読書感想文だからといって、文章から始める必要はありません。子供にとって絵を描くことは言葉を紡ぐことと同じようなところがあります。絵を描くうちに、言葉が思い浮かんでくることだってあります。

子供にとって絵を描くことのほうが、表現手段として自然であるならば、別段言葉にこだわらなくてもいいのです。

漢字だって絵から始まった

そもそも漢字は絵から始まったわけです。絵からはじめるほうが、表現する上でとても自然なことなのかもしれません。

本から受けたイメージが言葉になる前にまずは絵にする。

絵を描いている最中に出てくる言葉を逃がさない

絵を描いている最中に、子供がおしゃべりをはじめるかもしれません。

「今、何を描いているの?」

「本に出てきた主人公を描いている!」

「主人公ってどんな格好してたの?」

「えっとねぇ…」

そんなやりとりをしているうちに、出てくる言葉をメモしておきます。メモすることが難しい場合は録音しておくといいでしょう。あとで文字起こしすると、それだけで作文が書けるかもしれません。

絵日記ではない。

あくまで感想文を書くことが目的ですから、絵を描くことだけに集中するのではありません。

絵を描いている最中に出てくる言葉やおしゃべりをメモることが大切です。

ですからむしろ「スケッチ」と言ったほうが適切かもしれません。

子供が文章を書きたがらないときは、「まず絵を描いてみたら?」と提案してみてください。それで描きたい絵を描いている最中に出てくる言葉。これが感想文のタネとなります。

その2「読書感想文は検索する」

作者について検索する

本を読んで、さぁ内容について書こうと思ったけど、あまり書くことがない…。そんなときは、作者について調べることをオススメします。

・作者はどんな人?

・他にどんな本を書いているのか?

・作者が影響を受けた作家っているのかな?

など、作者の周りのことを調べると、ネタはたくさん転がっています。それをきっかけに次に読みたい本が決まることもあるので、感想文を書くのを目的としつつ、読書習慣を身につけるきっかけにもなります。

本の世界で気になったことを検索する

どうしてその本を読みたくなったか、どうしてその本を読めたのかとたずねると、書くネタを見つけやすいです。本の舞台となった場所について調べるとかですね。

たとえば、SFを読んでいると、物語で主人公たちが乗っていた機械の名前が好きだったなんてこともあります。それで機械の名前を調べてみると、どうやらギリシャ神話の神様の名前が由来らしいぞ!なんてことがわかると、ギリシャ神話について感想文のなかで書くこともできるでしょう。

子供がその本が好きになった些細なことこそ、読書感想文のタネになるのです。

本を読んで気になったことを検索する

このように、本を読んで何かしら疑問が出てくるかもしれません。その疑問を解決するために検索するのです。

ただ、読み終わってから「おもしろかった?」「どうだった?」と聞いてもネタを引き出せないことが多いです。読んでいる最中に気になったことをメモしたり、録音したりすることをオススメします。

その3「読書感想文はマップを描く」

原稿用紙にいきなり書かない。

原稿用紙に順番に書こうとすると言葉が思いつかないことがあります。いきなり書けるのは慣れている子くらいでしょう。

ですから、まずは「マップ」をつくることからはじめます。

KJ法とかマインドマップとか言われることもありますが、白紙の紙に思いつくことをランダムに書き写します。絵を混ぜるのももちろんOK!

たとえば、マップに書くことは以下のようなことでしょう。

・どんなあらすじだった?

・作者はどんな人?どんな本を書いている?影響を受けた作者は?

・本の中で気になったことは?

・気になったことについてどんなことを調べてみた?

・この本をどんな人におすすめしたい?

・自分が書くとしたら次回作でどんな本を書く?

・映画化するなら配役はどうする?

などですかね。まだまだあるでしょうから、これをきっかけに質問をリストアップするといいでしょう。

録音しておくと便利!

いざマップに書き込むとなると、何を書けばいいのか思いつかないこともあるかもしれません。

そういうときのために、本を読んでいる最中から録音して、文章に書けそうなネタを集めておきます。

マップを見ながら作文にする順番を決める

マップが完成したら、あとはそれを見ながら、パズルみたいに、いい順番に並べてみます。

子供一人ではどういう順番にしたらいいかわからないかもしれません。どの順番がいいか相談しながらまとめるといいでしょう。

以前、ウシが子供たちとフィールドワークして作文を書いた。そのときのホワートボード。

いかがでしたでしょうか。読書感想文というと、身構える小学生は多いですが、少し考え方をかえるとあっという間に書けてしまいます。

はじめはあまり形式にこだわらないで表現することを最優先にして書いていくべきです。形式にこだわりすぎてアイデアが出てこないことは避けたいところですね。

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