いま学校で、塾でやっている単元で少しつまずいている…。
よしっ、ちびむすで問題をたくさん解こう!
そう思ってちびむすドリルを使う方が多いでしょう。
たしかに、ちびむすドリルのように無料で使える計算問題サイトは便利です。
ですが、ドリルをこなしたからといって勉強ができるようになるわけではありません。
つまり、どのように計算したらはやく解けるのか。
最小限の問題で工夫しながら練習することが大切なのです。
目次
どうしてつまずいてしまったのか?
計算問題
計算問題を解かせるとなると、どうしても答えが合っているか間違っているかを見てしまいがちです。ですが、本当に大切なのは答えが合っているかどうかではありません。どのように解いのかということです。
あまりに簡単な問題を遠回りして解いている。
少し工夫すれば、計算がはやくできるのに、それに気づかないでいる。
そのような状況にありませんか?
計算問題はやみくもに計算すべきものではありません。分数のかけ算なら約分を大きな約数でできたほうがいいわけです。
図形問題
図形問題が苦手。そうした子の多くが、自分で図を描くことができません。
図を描くことはバカにできません。
問題文に描いているからといって、自分で描くのを面倒がっていると、図形を認識する力が育ちません。その結果、問題を解くのにしばらく時間がかかるでしょう。
また、とりあえず描いてみる。やってみるというような試行錯誤する力が育っていないのかもしれません。こうした場合、子供がひとまずやりたくなるような楽しそうな問題を解くべきです。
文章題
文章題が解けない。それは問題量をこなしていないからでしょうか?いいえ、それ以前に日本語を読む力がないことが問題かもしれません。
算数とはいえ、日本語で書かれていますから、そういった意味で国語と同じです。この場合、たくさん問題を解くよりも前に文章読解力を鍛える必要があります。
ちびむすドリルの正しい使い方
むやみに計算問題をやらない
もしちびむすドリルを使うのならば、計算問題をまず解きはじめるのはオススメしません。
どのように解いたら早く解けるのかを理解した上で使うようにしましょう。
まずは動画を見る
そのためにまずはつまずいている単元を解説している無料動画をみるといいでしょう。Youtubeで検索すると、わかりやすい動画があるかもしれません。
とくに、「工夫して計算」という単元は早く効率よく計算する方法を学ぶ上で役にたつ単元です。もしまだ手をつけていなければチェックすべきでしょう。
これで早く解く方法がわかったらいざ計算練習です。
たくさん問題を解かない
とはいえ、分量をこなそうとしてはいけません。問題を解くのなら最小限の問題で済むようにします。
子供がつまずいている問題を5問から10問に限定して、それを何度も解き直します。
最小限に絞ることで目的がはっきりして、苦手な単元であってもやる気を失いづらいです。
ちびむすドリルのように役立つ算数教材は?
サイパー思考力算数シリーズ
薄い緑色の問題集で、算数の重要単元を遊び感覚で学べます。しかもすぐに終わるので達成感を得られます。はじめて算数を勉強する問題集としては最適だと思います。
たとえば以下のような問題集。
その他シリーズで多数の問題集が準備されています。1冊500円(税抜)でお手頃です。子供がやりたいと思う問題集からとりかかるといいでしょう。
パズル道場トレーニングシリーズ
パズル道場が創作するパズルはどれも質が高くやりがいのあるパズル問題集です。
たとえば以下のような問題集。
パズル問題を解くことは、算数の図形問題や文章題を解く土壌を培うことができます。
パズル問題はそれぞれルールがありますがそのルール通りに動けるかどうかも文章読解の練習となるのです。小学生は意外とルールを理解するのに苦戦することがあります。
ルールがわかるようになることもまた、そのうち文章題を解くときに役にたつと思ってアドバイスしてあげるといいでしょう。
天才脳ドリル
天才脳ドリルも役にたつでしょう。とくに、『仮説思考シリーズ』は重宝しています。
パズル問題によって、好き嫌いがあるでしょう。好きなものをどんどんやって、嫌いなものは無理強いする必要がありません。
むしろ「どうしてこのパズルが嫌いなのか?」を考えてください。きっとそこにその子が今後つまずくポイントがあります。
【まとめ】できるだけドリルをやらさない。
いかがでしたでしょうか。
ちびむすドリルはとても便利ですが、たくさん問題を解くのではなく最小限の苦手な問題だけをピックアップして解くといいでしょう。
ただでさえ苦手意識がある問題をたくさん解くと、子供はもっと嫌な気持ちになりかねません。
劣等感を培うような教育はできるだけ避けるべきです。
子供にとって、本当に必要な問題だけを解く。
数をこなすのではなく、子供がやりたいかどうかを優先する。
楽しみながらレベルアップできる教材を選び出す。
苦手意識があるからこそ、こうした工夫をおこなうことは欠かせないのです。
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