小学生の勉強法

塾代が安くなる!大学・大学院生に家庭教師を依頼する方法

どの大学生・大学院生に依頼する?

中学受験を経験してる学生

中学受験生の面倒をみるとき、他の教科にくらべて算数を教えるのにはそれなりに工夫が必要だ。中学になると、数学という教科にかわるわけだが、中学受験では数学の方法論が通用しない場合もある。「何が中学受験算数特有のやり方なのか」わかってる人を探すべきだ。

プロ教師ならわかって当然だが、学生ならどうか。やっぱり自ら体験してる子を探す方が当たり外れが少ないと言っていいだろう。

教育学部、教育大学の学生

昔から、東大生より教育大の教師の方が、時給が高かったと言われている。特に小学生となれば、ただ単にわからない問題を教えるだけにとまらず、「いい気持ちで勉強させてくれるかどうか」というのも、教師の能力の一つといえる。教育に関心のある学生なら、その点親切に子供に接してくれることが多い。特に苦手な教科であるなら、「偏差値の高い学生」ではなく、「教育に関心のある学生」の方が、子供の劣等感をやわらげてくれるの可能性が高いだろう。

すでに塾講師のアルバイト経験のある学生

塾で働いていたことのある学生と直接契約を依頼することができれば、仲介する人もいないので、格安で、質の高い先生を雇うことができる。だが、そんなことが実際に可能か。

かなり難しいかもしれないが、知人のつながりで塾講師を探し出すと考えれば成功するかもしれない。

探し方

知人つながりで探す。

「知り合いの知り合いのお子さん」という形で、家庭教師してくれる学生やプロ教師を探すと、はじめから信頼関係を築きやすい。

先生も知ってる人とつながりがあるのなら、悪く扱うことはできない。結局リアルな口コミが一番役に立つだろう。

たとえば、大学の時アルバイトでやっていたが、大学院入試で一度バイトをやめ、進路が決まったのでアルバイトをもう一度やるか迷っている学生とか。いないわけではない。

具体的にいつそうした学生を見つけ出すのかといえば、狙い目は、大学院生進路が決定する11、12月ごろまでに、めぼしい人を探しておくことが必要になる。

学内に募集を掲示する

筆者の周りには、実際に近所の大学に募集をかけて、見事に自分の子供に合う家庭教師を見つけた家族がいる。

もちろん大学に許可をとって、募集をかけることになるが、少し手間かもしれない。

あるいは、自分の母校の大学のゼミに連絡して、募集をかけてもらうというのも手である。

SNS

SNSで教師として発信してる学生もいる。そこで直接依頼することもできるだろう。特に、オンライン化がすごい勢いで進んでいるので、ネット上で教師を志す人が、タケノコのようにどんどん現れている。

ここでは具体的にどの人がオススメかは挙げないが、twitterやyoutubeから検討をつけるのが探しやすいかもしれない。

手数料の少ない斡旋会社に依頼する

働く先生の目線で考えてみる。もし、あなたの子供ととても相性のあう先生が見つかったとしよう。できるだけ長い間、先生に面倒をみてもらいたい。幸運にもそういう先生に出会えた。

だけど、その先生とは、会社を通しての契約だった場合、その先生はあなたが支払った額の70%以下しかもらえない。ひどい場合には半分ももらえないケースも多い。

こうした仲介手数料30%以上の会社を通して、いい先生と出会ったとき、先生は本当にあなたの子供のために指導を尽くすことができるだろうか。

残念ながら、それは難しいだろう。

大学生ならば、1000円〜2000円程度の時給であるが、その金額ならもっとストレスの少ない仕事を選ぶことができる。

また、プロ教師を雇うとしたら、先生に十分な給料を渡す一方で、手数料もしっかりとられるので、あなたが支払う額は結果的に高額になるケースが多い。

とはいえ、手数料少ないところが、ないわけではない。特に、テクノロジーを利用したマッチングサイトのようなシステムを使っているところは、間に入る人が少ない(つまり人件費が少なくて済む)から、仲介手数料25%以下で先生と契約することができる。(例えば、スマートレーダーとかがそうだ)

そういう働く先生のことまで考えている会社となら、いい教育を継続的に受けられる可能性が高いといえるだろう。

注意点

大学生・大学院生を雇う時に気をつける点を以下にあげておく。あなたの子供にフィットする教師が見つかりますように。

リビングで親のいる場所でおこなうこと。個室は避ける。

思春期になる前は、自宅の比較的パブリックな場所で学習する方がいいというのが定番である。自己管理が難しい小学生は、大人の目が届く範囲にいる方が本人のモチベーションキープにもなる。また、一人で勉強するのを心細いと思う小学生も少なくない。子供が自分で学習に取り組めるように大人がそっとよりそってあげているような感触を与えてあげたいものだ。

ただ1つ注意すること。その学習場所にテレビなど娯楽製品がないように、環境を設定する必要がある。

家族と話が合う先生を探す。

一緒にいて心地がいい人でないと良くない。小学生は人が好きでないと勉強にまで足を向けてくれない。

質問を用意してそれを答えてもらうという形式にする。

講義してもらうんじゃなくて、先に教材の予習復習をしておいて、その質問を繰り返す。それが一番効率的な家庭教師の使い方。

契約をはっきりさせること

中学受験まで見てもらえること、途中で海外旅行で抜ける期間があるかどうか、その時のフォローをどうするかなど、契約期間をしっかり決める。

もちろん、いきなり細かく契約するのではない。はじめは、お試し期間として子供と相性が合うかどうかなど様子を見る必要がある。

そして、継続してお支払いできて、なおかつ継続して先生がモチベーションをキープできる金額設定を考える。(一般的には大学生一人雇うなら2500円、大学院生なら3000円スタートだ)先生のモチベーションを下げないように、決して「安く雇いすぎないこと」が大切だ。

さて、こうやって、先生を探すというのはかなり大変なことかもしれない。だが、考え方をかえて、「先生探し」自体を教育にしてしまうのはどうか。

どうやって子供と一緒になって、先生探しすると、それはそれで勉強になるだろう。先生探しについて、文章に書き留めておくのもいいだろう。先生探しも教育の一部だとおもしろがってできるのなら、オススメする。

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