タブレットで算数が学べるRISU算数を実際に使ってみたので、レビューしたいと思います!
結論をいうと、RISU算数はとても便利ですが、タブレットだけで算数を伸ばそうとするとリスクがある。オフライン学習も融合させて勉強すべき!です。
では、実際使ってみた感じからどのように使っていけば、算数を伸ばせるのかお話したいと思います。
目次
RISU算数とは
算数だけのタブレット学習
「RISU算数」は算数に特化したタブレット型通信教育。苦手分野を分析して、その子に合った学び方を提案してくれます。さらに解らない問題があればチューターによるフォローも充実。算数を何とかしたいなら、RISU算数が役に立ちます。
どんな子が使うのに向いている?
たとえば、塾や学校の集団授業ではなかなか時間が足りないという子が、自分のペースで勉強するのに適しています。
また、それだけではなく、算数が得意でどんどん先の単元まで進めたいという子も自分でやりたいだけ勉強できるので得意教科を伸ばすことができます。
学年関係なく学べる
一般的な通信教育だと月ごとにペースが決まっていますが、RISUならマイペースに進めることができます。苦手意識が強いならゆっくりやればいいですし、よくできるようになれば、ハイペースでどんどん教材をやっていけばいいのです。
RISU算数のメリット【体験レビュー】
自分のできないところだけやればいい
まずRISU算数をやるとき、その子の学年に合わせて、どこまで理解できているのか、チェックテストします。塾の入塾テストみたいなものですね。
これで小5だけど、小4分野でつまずいているとなれば、小4から復習するように自動的にプログラムが組まれます。
このように、その子にいま必要な最適な学習を提案してもらえるので、最低限やらなきゃいけないところに的を絞ることができます。
これは実際に解いていく子供の勉強に対する負担を減らすことにもなるでしょう。
解らない問題があると解説動画が届く
いざ、実際に問題を解いていると、何度も同じところで間違えることもあるでしょう。
間違えた問題の傾向はすべてデータ化され、その子が理解していない問題の解説動画がタブレットに届きます。
解説は、主に有名大学の学生がおこなっています。親近感ある若々しい雰囲気なので小学生も見やすいのではないでしょうか。
シンプルなタブレット学習
タブレット学習でよくあるのですが、問題を解くと、キャラを成長させられるというモードがついていることがあります。
これは子供が遊びながら勉強する反面、苦手な問題を理解するよりもキャラを成長させることを目的にしてしまい、結局時間を費やしても苦手単元ができないままに終わるということがあります。
RISU算数はこうしたキャラ成長のような設定はありません。仕組みはとてもシンプルです。
子供が問題を解き、わからなければ解説動画をみる。そしてまた解き直す。余分な機能を排除しつつ、子供に親近感を持ってもらう工夫をおこなう。シンプルかつ実直な教材なので、個人的にとても好感を持ちます。
RISU算数のデメリット
それでは完璧な学習教材かといえば、そうではありません。
RISU算数のデメリットもお伝えしておく必要があるでしょう。
以下にデメリットを挙げますが、それだけでなく、どうやったらデメリットを解消できるのかその解決方法も提案したいと思います。
全体を把握しづらい
画像をみたらわかっていただけると思いますが、各単元がすごろくみたいにつながっています。
遊び心ある仕組みなので、子供にウケがいいと思います。
ですが、この際、各学年の単元が載っている目次がありません。
画面をスライドして、過去の単元を遡るしかないので、「一体いま全体の単元のうちどれくらい進んでいるのか」を把握しづらいといえます。
【解決方法】
以下のサイトにRISU算数のステージ一覧表があるのでこれで全体が把握できます。https://www.risu-japan.com/material.html
この一覧表は、学年別ではないので、四谷大塚のカリキュラムを参考にするといいと思います。
計算式を書きづらい
RISU算数のタブレットでは、問題を解くとき、空白にメモすることができます。ですが、これが少々書きづらい。
電子ペンの性能にも依りますが、残念ながら、計算メモをタブレットに書くことはオススメできません。
【解決方法】
計算用紙を別に用意すれば解決!
復習を繰り返すのは難しい
これが一番懸念する点です。
たとえば間違えた問題があるとします。
間違えると、タブレット上に正しい答えが表記されます。
これで答えを確認した後、解き直しが可能です。
これの何が問題か?
できなかった問題について、そのまま答えを書き写せば100点にするということも可能です。
つまり、どうしてできなかったのか考えないまま先に進む可能性があるのです。
これでは間違えた問題がまた出題されたときにできるようにはなりません。
【解決方法】
これを解決するために、タブレット学習以外に苦手単元だけを反復練習する薄い問題集を用意する必要があります。
【まとめ】どうやって使えばいいの?
問題演習のとっかかりに最適
デメリットをいくつか挙げましたが、では、RISU算数は使わない方がいいのか?というと、そういうわけではありません。
一人で問題演習ができない子が演習したいのであれば、RISU算数はぴったりです。
苦手単元の解説動画も充実しているので、多くのアプリ学習や問題演習は家庭学習任せの学習塾よりも効果的に学習に取り組むことができるでしょう。
まだまだ改良の余地がありますが、問題演習するのに一人で取り組むにはRISU算数は非常に効果的だと思います。
問題集を用意する
先ほども言いましたが、タブレット学習では補いきれない問題は問題集で演習するといいでしょう。
たとえば、おおかた基礎的な問題をタブレットで終えたなら、応用問題のみに取り組めばいいです。
また特定の単元が苦手なら、その単元に特化した問題集を選べばいいでしょう。
いずれにせよ、問題集を選ぶ上で大切なのは、分厚い総合的な問題集を買わないことです。
子供の状態に合わせた、薄くて必要最低限の問題集を用意しなければなりません。
オンラインだけで完結させようとしない
結局のところタブレット学習に限らず、オンライン学習だけで完結させようとすると、効果的に学習することが難しくなります。
効率のいいオンライン学習をメインにしておきながら、不足するところはオフラインで補うというが最も合理的ではないでしょうか。
RISU算数のタブレット学習は、アプリ学習より効果的で、集団塾よりも細かいところに手が届いています。
タブレット学習をメインにしながら、問題集でさらにフォローアップ。これで苦手単元も理解できることでしょう。
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(ただし、利用量次第で毎月料金変動する)
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